エサを付けて投げるだけで簡単に魚が釣れる「ぶっ込み仕掛け」
前回の釣行で完璧にぶっこみ釣りにハマってしまったのですが、1つ大きな問題点が・・・
そう!市販されている仕掛けがちょっとだけ割高なことです!
なので今回は根がかりなどで無くしてしまっても精神的ダメージを受けないうえに、財布にも優しいぶっ込み仕掛けの自作方法について解説していきます。
また、実際に自作した仕掛けで本当に釣れるのかも検証してきたので検証結果にも乞うご期待!
市販のぶっ込み仕掛けの相場はいくら?
各メーカーから様々なぶっ込み仕掛けが販売されていますが、1セットあたりの相場が約400円でした。
オモリに捨て糸などを付けることで仕掛けすべてを無くしてしまうリスクは回避できますが、それでもラインが傷んだり、針が折れてしまったりなど数回で使用できなくなることも。
しかし、ぶっ込み仕掛けは自作することで1セットあたりの値段を約100円まで抑えることができるんです!
しかも作り方もとても簡単で、針とオモリを付ける天秤を作るだけというとてもシンプルな構造なので、誰でもすぐに作ることができます。
ぶっ込み仕掛け自作に必要な道具
仕掛け作りに必要な道具ですが、以下の3つになります。
・ペンチ
・ハサミ
・ライター
ぶっ込み仕掛け自作に必要な材料
次にぶっ込み仕掛け作りに必要な材料ですが、以下の6つになります。
・針(丸せいご16号)
・ハリス(フロロカーボン5号)
・スナップ付きタル(5号)
・サルカン(3号)
・タッチチューブ(2.5×4mm)
・オモリ(タックルに合う重さのもの)
オモリを写真に撮るのを忘れていましたが、使用するタックルに合わせて変えることができるので、ロッドの対応できる重さのオモリを準備してください。
また、針のサイズですが、ある程度大きめの針(丸せいごなら15号以上)を使用することでエサ取りなど小さな魚が食いつきにくくなるので、大きめの針を選びましょう。
ハリスも5号を基準に8号、12号、20号と釣り場や、釣る対象魚のサイズに合わせて準備しましょう。
ぶっ込み仕掛けの自作方法
ブッコミ仕掛けはオモリの付いた天秤の部分と、針が付いたハリスの部分の2つで1セットの仕掛けになるので、まずは針とハリスの部分から作っていきます。
ハリスに針とサルカンを付ける
まずは準備した針にハリスを結ぶのですが、結び方は外掛け結び、内掛け結びのどちらでもやりやすい方で構いません。
結んだあと余ったラインをカットするのですが、必ず切断面をライターで炙ってコブを作りましょう。
こうすることで、コブがストッパーとなってラインがほどけにくくなり、「せっかく魚をかけたのに針からラインがほどけてしまった!」なんてことを防ぐことができます。
針を結んだらハリスを半ヒロ(約1m)で切って、針の反対側にサルカンを結びつけて、こちらも針と同様に切断面をライターで炙ってコブを作って補強します。
サルカンを付けることで、針が折れてしまったり、ラインが切れてしまった時にすぐに交換できるので手返し良く釣りができます。
これでハリスの部分が完成したので、次にオモリを付ける天秤の部分を作っていきます。
遊動式のパイプ天秤を作る
オモリを付けるための遊動式パイプ天秤で使用するのがタッチチューブです。
コンプレッサーのエアーを送るために使用されるチューブで、ホームセンターなどに色々なサイズが販売されています。
今回はリーダーが2号〜3号のエギングタックルで使用するのため2.5×4mmの細めのチューブを用意しました。
長すぎても短すぎてもライントラブルの原因になってしますので、今回は約7cmでカットしました。
好みの長さにカットしたら、サルカンを通すために片方の先端を斜めにカットします。
ここからは力技!チューブを回転させながらスナップに付いているサルカンの穴にグリグリとねじ込みます!
サルカンにチューブが通ったら先端をペンチで掴んでスナップが抜けないように真ん中くらいまで移動させます。
スナップ付きタル5号に、タッチチューブ2.5×4mmがジャストサイズなので、一度真ん中まで通したらほとんど抜ける心配がありません。
スナップの位置が決まったら、先程斜めにカットした部分をハサミでカットして平にしていきます。
写真のようにカットした面が少し凸凹しており、このままだとラインが引っかかってしまい抜けが悪くなるのでライターで炙って整えていきます。
ライターで炙ることで写真のように角がなくなり、スムーズにラインが通るようになります。
反対側も同様にライターで炙って整えましょう。
これで遊動式のパイプ天秤の完成です。
スナップを通すために角を斜めにカットした分1cm短くなってしまうので、目安の長さプラス1cmでチューブを切り分けるといいかもしれません。
天秤にオモリを付けて完成!
最初に作ったハリス部分と、パイプ天秤にオモリを付けてぶっ込み仕掛けの完成です!
1セット作るのに大体10分ほどかかりましたが、慣れてくると5分で1セット作ることができるので釣り場でも作ることができます。
自作ぶっ込み仕掛け1セットの値段内訳
今回ぶっ込み仕掛けの自作にかかった費用ですが以下のようになっています。
・針(丸せいご16号)100本:400円=1本:4円
・ハリス(5号)60m:1400円=1m:23円
・スナップ付きタル(5号)6個:185円=1個:30円
・サルカン(3号)50個:440円=1個:8円
・タッチチューブ(2.5×4mm)1m:65円=7cm:4円
・オモリ(5号)4個:135円=1個:33円
1セット合計=102円
市販のぶっ込み仕掛けの約4分の1の値段で作ることができました!
実際に釣れるのか検証
仕掛けができたらすぐに使ってみたくなるのが釣り人の性!
キビナゴの塩漬けで検証開始
仕掛けの検証をするついでに、以前紹介したキビナゴの塩漬けでも本当に魚が釣れるのかも合わせて検証していきます。
まずは仕掛けの準備、PEラインに2.25号のリーダーをFGノットで結束し、リーダーにパイプ天秤を通したあと先端にスナップを付け、そこにハリスを付けていきます。
今回はエギングタックルなのでオモリは5号を付けました。
仕掛けの準備ができたらエサとなるキビナゴをセットしていきます。
ちなみにこの漁港はフグが多いので針とハリスの結束部分を噛みちぎられないように収縮チューブで補強しています。
はい、釣り開始からわずか5分で早速穴子さんが降臨です!
自作の仕掛けで魚が釣れることが証明できて一安心でした。
仕掛け、キビナゴの塩漬け、両方とも魚が釣れることが証明されたので、ここからはさらなる大物を目指して釣りを続けます。
ここで、竿先に大きなアタリがあったのでフルフッキング!
鳴り止まないドラグ!エギングタックルがぶち曲がります!
15分ほど格闘して上がってきたのがこちら・・・・・
40cmのエイでした・・・
釣り上げると尻尾にある毒針をブンブン振り回し威嚇、この針に刺されるとかなり危険なのでみなさんも釣り上げた際は注意してください!
エイとのやり取りで疲れたのでこの日は納竿、仕掛けの検証は大成功でした。
まとめ
今回はぶっ込み仕掛けの自作方法について解説しました。
市販の仕掛けを購入するのもいいですが自作することでかなりコスパも良くなるうえに、自分のオリジナルの仕掛けを作ることができるのがいいですよね。
市販の400円の仕掛けと、自作した100円の仕掛けではロストした際の精神的ダメージもかなり違うのでぜひ皆さんもぶっ込み仕掛けの自作に挑戦してみてください!
ちなみにこちらの動画でもわかりやすく解説しているので参考にしてみてください。