釣りエサで大活躍するキビナゴ!
何でも釣れて、海沿いのコンビニや、スーパーでも簡単に手に入れることができる釣りエサの代表とも言えます。
しかし、キビナゴはすぐに身が崩れてしまったり、1回キャストするたびにエサを付け替えたりと、エサ持ちが悪いというデメリットも。
そこで!キビナゴは塩漬けにすることで身が締まり、崩れにくくなるのでエサ持ちが良くなるんです!
そこで今回は、キビナゴの塩漬けの方法を写真多めで徹底解説していきます!
なぜ塩漬けするのか?
塩漬けにする1番の理由は、身を締めてエサ持ちを良くすることです。
キビナゴは身が柔らかく、キャストするだけで取れてしまうこともあります。
しかし、塩に漬けることで、身の水分が抜けて締まることで針のかかりも良くなり、キャストするだけでは針から外れることもありません。
また、エサ取りなどにつつかれても簡単には身がバラけないので、生のままよりも格段にエサ持ちが良くなります。
塩漬けに必要なもの
塩漬けに必要なものは以下の4つ。
1:タッパー(2.6Lで約70匹分)
2:キッチンペーパー
3:底上げ用メッシュボード(新聞紙でも可)
4:塩!(写真撮るの忘れてた・・・)
塩漬けの作り方
底上げをする
塩漬けした際に水分が抜けるので、抜けた水分がキビナゴに付着しないように底上げします。
今回は繰り返し使用できるように100均の水切り用メッシュボードを使います。
タッパーの大きさに合わせてカットしていきます。
カットしたメッシュボードを横から見た図。
ちなみにこのようにくしゃくしゃにした新聞紙でも同じように底上げができます。
キッチンペーパーを2枚重ねて塩を敷き詰める
底上げした上にキッチンペーパーを敷いていきます。
キッチンペーパーに塩をまんべんなく敷きます。
キビナゴを真っ直ぐ並べる
今回はスーパーで1パック250円のキビナゴを2パック用意しました。
このように曲がった状態で入っているキビナゴは、このまま塩漬けすると曲がった状態で固まってしまうので真っ直ぐにしましょう。
この後塩をかけるので、できるだけ重ならないように並べていきます。
並べたキビナゴに塩をかける
並べたキビナゴに敷いた時と同じくらいの大さじ4〜5杯の塩をまんべんなく振りかけます。
これでちょうど1パック分のキビナゴが並べられました。
あとは同じ作業を繰り返しで、塩を振ったキビナゴの上にキッチンペーパーを被せて、塩を敷いていきます。
2パック目のキビナゴを並べていきます。
最後に塩を振りかけて、塩漬けの準備が完了です!
あとはフタをして冷蔵庫に入れて、一晩水分を抜けば塩漬けの完成です。
ちなみにフタをし忘れるとめちゃんこ臭いので注意!匂い漏れを防ぐためにタッパー必須です!
一晩冷蔵庫で保管したら完成!
写真でも分かると思いますが、色が変わり、身が少し細くなっています。
今回はちょうど24時間漬け込みましたが、かなり身が固く、干物に近い状態まで水分が抜けました。
小分けにして冷凍保存
完成したキビナゴですが、一度に大量に使わない方は、使う分だけジップロックに小分けに入れるのがおすすめ!
私の場合、弟子くんと大量に使うのでいつもタッパーに入れて保管しています。
ちなみに塩がかなり余ります・・・・
もったいなく感じる方は、塩の量を少なくしてもいいかもしれません。
キビナゴに付いている塩ですが、私はタッパーに入れる時に洗い流して入れていますが、付けたままでも問題ありません。
漬け込み前と後を比較
では塩漬けする前と、塩漬けしたあとでどれ位変化があったのか前と後を写真で比較してみましょう!
みずみずしくツヤがあって新鮮なキビナゴですね。
触った感じも柔らかく、強く握るとすぐに身がちぎれてしまうくらい柔らかいです。
ツヤはあるけどみずみずしさがなくなってちょっと干物に近い感じになっています。
強く握っても弾力があり、身がちぎれにくくなっています。
ちなみに、こちらが塩漬けによって抜けた水分です。
このキビナゴの水分ですが、めちゃんこ臭い上に、塩分も多くサビの原因にもなるので排水口に流す際はシンクに残らないようしっかりと洗い流しましょう。
保存期間はどれくらい?
長期間冷凍保存していると冷凍焼けと言って、身が白くなりボロボロになってしまいます。
なので、3ヶ月〜6ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。
あと、冷凍と解凍を繰り返すと身の水分が抜けて変色したり早く傷んでしまうので、一度解凍したキビナゴはできるだけ使い切ることをおすすめします。
完全に凍らないのですぐに使えて便利
キビナゴは塩漬けすることで、身の水分が抜けて塩分を含むことで凍りにくくなります。
家庭の冷凍庫内の温度が−18℃くらいなので、キビナゴを塩漬けすることで完全に凍ることなく解凍しなくてもすぐに使うことができます。
一晩冷凍したのですが、冷凍庫から出してすぐでもこんな感じで簡単に曲がります。
集魚効果アップの一工夫!
キビナゴの塩漬けですが、塩以外にもちょっと一工夫するだけで集魚効果をアップすることが出来るんです!
そこで必要なのがそう!グルタミン酸です!
昆布だしなどにも含まれる成分で、これを塩漬けの塩と一緒にキビナゴにかけることで旨味が増し、集魚効果やエサの食いをアップさせる効果があります。
実はこのグルタミン酸の成分ですが、身近にある調味料の主成分となっていることをご存知でしょうか?
味の素はサトウキビから旨味成分のグルタミン酸を抽出したもので、これを塩と一緒に混ぜることで旨味成分入のキビナゴの塩漬けを作ることができます。
まとめ
今回は、キビナゴの塩漬けの方法について解説しました。
塩漬けする時間を変えることで仕上がりのキビナゴの固さが変わってくるので、自分のベストな固さを見つけるのも楽しむことができます。
ちなみに私は24時間塩漬けしたものだと固すぎたので、色々試したのですが12時間が固すぎず柔らかすぎずちょうどよかったです。
また、味の素など旨味成分を加えることで、集魚効果アップすることも出来るので、ぜひ皆さんも一度試してみてください!