釣り場で食べるご飯って家で食べるよりも５割増しくらい美味しく感じますよね。
冬場に食べるカップラーメン、夏場の焼き肉、これらのお供になるのがもちろん「ご飯！」
しかし、ほとんどの方がコンビニのおにぎりだったり、パックのご飯を温めて食べているのではないでしょうか。
「炊きたてのご飯が食べたい・・・米が・・米が食いたい・・・」
そんな悩みを解決してくれるのがキャンプでも人気の「メスティン」！
今や100均でも手に入るメスティンですが、なんと固形燃料を使うことで、ほったらかしで簡単にご飯が炊けてしまうんです！
今回は、メスティンの使い方や、本当にほったらかしでご飯が炊けるのか実際にお米を炊くまでの工程など徹底解説していきます！
メスティンとは？
メスティンとは一般的に、スウェーデンのトランギア社が作っているアルミ製調理器具(クッカー)のことを指します。
取り外し可能な折りたたみ式のスチールワイヤー製ハンドルが付いており、深さがあるお弁当箱のような形が特徴的で、誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
大きさも、1合炊ける小さいサイズのものや、2合用、3合用など様々なサイズがあり、目的に合わせて選ぶことができます。
メスティンの素材となるアルミは熱伝導率が高く、火力の小さい固形燃料やアルコールバーナーでも高温調理が可能！
ご飯を炊く以外にも、茹でたり、煮込んだりと、まさに釣り飯にもってこいの調理器具です。
使用する前の下準備
今回購入したメスティンですが、必要なものがすべてセットになっているこちらを購入しました。
いざ使ってみようと思い、色々調べてみると、使う前に何やら下準備が必要とのこと。
バリ取り
まず最初にするのがバリ取りです。
製造工程で、メスティンの本体とフタの部分にバリができてしまうということなので、ヤスリでこちらを除去していきます。
個体差はあると思いますが、今回購入したものは当たり個体だったみたいで、ほとんどバリがありませんでした。
シーズニング
次にしなければいけないのがシーズニングです。
もともとシーズニングとは、フライパンや鉄鍋などを熱や油で慣らすことで、メスティンの場合シーズニングを行うことで金属臭や焦げ付き防止になります。
やり方ですが、米の研ぎ汁を沸騰させて、そこにメスティンを入れて煮込むだけ。
実際に炊いてみる
メスティンの下準備が終わったので、早速お米を炊いていきます！
準備するもの
メスティンでお米を炊く時に必要なのが以下の2つ。
・ポケットストーブ
・固形燃料（25g）
写真のように、ポケットストーブに固形燃料をセットして、その上にメスティンを置くことで加熱することができます。
※今回は室内で使用するため、下にステンレスのトレーを敷いています。
お米と水の量
必要なものが準備できたら次はいよいよご飯を炊く準備です。
今回は1合炊くつもりなので、お米150g、水200mlを入れて最低でも30分お米に水を吸わせます。
しっかりとお米に水を吸わせることで、炊きあがりでお米の芯が残るなどのミスがほとんど無くなるので吸水工程はしっかりと行いましょう！
炊けるまでの所要時間
30分お米に水を吸わせたら、固形燃料に火を付けて、メスティンを乗せます。
ここからは火が消えるまでほったらかしで大丈夫ですが、フタが外れる事があるので、重石を乗せるか、写真のようにハンドル部分を曲げることでフタが外れるのを防ぐことができます。
25gの固形燃料でだいたい25分ほど燃焼しますので、火が消えたら、10分そのまま蒸らして完成です！
炊きたてのご飯は最強！
実際に炊きあがったご飯は芯もなく、程よい硬さで、完璧でした！
写真でもわかるようにしっかりとお米が立っており、ツヤツヤでこれが本当にほったらかしで炊けたとは思えないほどの出来栄え。
外での炊飯は風防が必須！
風の影響で固形燃料の火が消えてしまったり、風に煽られてうまくメスティンに火が当たらないと、きれいに炊飯できない可能性があります。
メスティンって外で炊く時、風避けしないと結構失敗するんですよね。確かに風防はあった方がいいと思います。
— はらたま (@haratama_chain) May 29, 2020
今回は室内で炊飯したため風がなかったですが、実際に釣り場で行うときには風防が必須だと感じました。
写真の風防はセットになっているものを使ってみたのですが、サイズもぴったりでコンパクトに折り畳めるので、常備しておきましょう。
乗せるだけで温めもできる！
メスティンですが、加熱しているとき実はものすごく高温になります。
なので、火にかけている間に缶詰や、レトルトカレーを上に乗せることで、温めも同時に行うことができるんです！
このように、温めながら、重石代わりにもなる缶詰を今回は2個乗せてみました。
実際に炊いてみた感想
初めてのメスティン炊飯でしたが、意外と簡単にお米が炊けちゃいました♪
お米の吸水時間が30分必要なので、実際に釣り場で炊飯することを考えると、移動中に給水させ、釣り場で火を付けて、釣りしている間にお米を炊くのがベストだと思います！
今後は釣り場でのメスティンを活用した釣り飯も楽しめそうなので、これは本当に買ってよかったです(^^)
最後に
今回シーズニングが甘かったのか、メスティンにお米が大量にくっつく(汗)
下のおこげもこびりついており、水につけておかないときれいに洗えない状態でした・・・
